Everything But Nirvana: The Authentic Leadership Journey of a Japanese Buddhist, Shoukei MATSUMOTO

私の大きな古時計 / The memory of my grand parents

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松本紹圭です。

家族を連れて、北海道に帰省しています。
今年は全国的な猛暑のためか、夏に北海道へ来る人の数がずいぶん多いようです。
おかげで飛行機も満席、高速道路も珍しく渋滞(といっても60km/hくらいで走れるけど)しています。

お盆ということで、家族皆でお寺の納骨堂へお参りをしました。
北海道は冬に雪が積もるので、屋外のお墓よりも納骨堂が普及しています。
父方の祖父母のお骨を預かるお寺は、母方の祖父が住職をしていたお寺で、
偶然にも父方の祖父母の納骨壇と母方の祖父の納骨壇が、向かい合って並んでいます。
なので、一方にお経をあげたら、こんどは後ろに振り返って、もう一度お経をあげます。

私の父は、私の祖父が始めた機械製造の会社を引き継ぎ、経営しています。
今風に言えば起業家、アントレプレナーなのでしょうが、
戦後の混乱の中で裸一貫から始めた苦労は並大抵ではなかったことでしょう。
祖父が「松本工業所」として始めた小樽の町工場は、今は札幌へ移転し、
社名もカタカナに変わり、社員は40名を超える規模にまで大きくなりました。
私も幼い頃、まだ小さかった工場にあるエア(圧力の高い空気銃みたいなもの)で
弟と遊んだ思い出があります。工場の3階が祖父母の家になっていて、
工場で遊んだ後は、祖母がお菓子とジュースをくれました。

今夏、新たに建設した工場に父が連れていってくれたので、見学してきましたが、
ピカピカの大きな工場の片隅に、昔祖父が立っていた小型旋盤の工作機械が
いまだ現役で置かれていて、そこに祖父が作業着を着て立っているような気がしました。
この古い工作機械が、私にとっての「大きな古時計」です。

父方の祖父は裸一貫で起業をし、母方の祖父はお寺の住職をしていました。
孫の私は今、仲間と一緒にお寺の世界で未来の住職塾という新たな事業を起こしています。
最近読んだ『志を育てる』という本に志が醸成されるサイクルが描かれているのですが、
志を育てる要素の中でも、やはり家族の影響は大きいようです。
自分たちの頑張りを見て、おじいちゃん、おばあちゃんもお浄土で喜んでくれているかな?
と思えば、さらにやる気も出ます。

人間、死んだら終わりなんていうことはありませんね。
こうして私の中で、祖父母ははたらき続けています。

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I am staying in Hokkaido, my home place.
In this Obon week, we Japanese go to temple and play for family members and ancestors.
My grandfather, the father of my mother, was a Buddhist monk.
The other grandfather, the father of my father, was an entrepreneur of manufacturing company.
I seem to have been influenced by their career very much.
They still live in my heart.


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Shoukei MATSUMOTO
>>Profile Born in 1979 in Hokkaido, after the graduation from The University of Tokyo, Keisuke Matsumoto has worked in Komyoji Temple Tokyo for 7 years. As a head of Young Buddhist Association of Komyoji Temple, he launched new initiatives like Temple Cafe Project and Twilight Music Festival. After studying MBA in India, he is teaching "Temple Management" in Japan.