Everything But Nirvana: The Authentic Leadership Journey of a Japanese Buddhist, Shoukei MATSUMOTO

これからのお寺のコミュニケーション / Temple's communication in the future

松本紹圭です。

今日は未来の住職塾の公開講座でした。

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これまでは年間プログラムの未来の住職塾本科講座のみを行ってきましたが、今回は初めて、テーマ別の単発公開講座を開催しました。初めての公開講座のテーマとして選んだのは、「コミュニケーション」でした。当初、他にもテーマの候補としては「お金の管理」「お墓と葬儀のあり方」など、お寺の経済面を支えるものも考えましたが、これからのお寺として最初に深めるべきテーマとしては、やはり伝道布教にも関わる「コミュニケーション」がいいだろうということに落ち着き、開催に至った次第です。


未来の住職塾では、お寺の存続のために不可欠なものとして、目に見える価値以上に、目に見えない価値を重視しています。ともすればお寺の業界では伽藍が立派だとか檀家数が多いとか目に見える部分でお寺を評価しがちですが、長い目で見たときに本当に力を発揮してくれるのは、理念・人・組織・関係性の力といった、目に見えない価値の部分です。コミュニケーションは、まさにその目に見えない価値の部分を耕すために、欠かせない視点であり、スキルです。お金は貸し借りできますが、ご縁は貸し借りできません。時間をかけて丁寧に育てた関係性は、誰にも奪うことなどできないのです。目には見えませんが、無形の価値は驚くほどパワフルです。


井出さんの司会のもと、松本が「ご縁のメカニズム」についてひもといた後、講師の杉本さんが「寺報」について、遠藤さんが「お寺のインターネット活用」についてお話しした後、松本と木原さんが「場作り・お寺カフェ」についてお話しをさせていただきました。それを10時半から夕方までぶっ続けでやった後、そのまま会場でミニ交流会を催しました。全国から集まった20名ほどの受講生の方が、それぞれドリンク片手に語り合います。ここでしか絶対に会えないであろうやる気と能力にあふれる住職や寺族が本音で交流できるのも、未来の住職塾の大きな魅力となっています。

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公開講座と銘打っていますが、未来の住職塾の本科を受講されている方に先行でお声がけをしたところ、その枠がほぼ埋まってしまいましたので、実際の「公開」的な意味合いは薄かったように思います。しかし、本科を受講している方とだからこそたどり着ける深さというものがあるので、結果的には講義の質を上げていけるとう意味で、良かったかなとも思います。


受講される方にとっては短い一日ですが、準備する私たちはものすごい時間と労力をかけて準備をします。わざわざお金と時間をかけて参加してくださるわけなので、中途半端なもので臨むわけにはいきません。もちろん、いくら準備をしても特に最初はさまざまなエラーも起きる可能性はあるのですが、でもできる限りそのようなリスクは事前につぶして、当日は滞りなく皆さんに喜んでもらえるように皆で力を合わせます。ふだんの本科と違い、今回の公開講座は講師数が多かったので、その分だけ準備も大変でした。でも、おかげさまで全体的に初回としては及第点と言える内容に仕上がったのではないかと感じました。後日、皆さんからの終了後アンケートにWEBで記入していただいた結果を見るのが楽しみです。


その後、会場の片付けなどを済ませた後、今日はダボス会議のYoung Global Leadersの飲み会が開催されていたので、電車で神谷町から四谷三丁目へ移動、(お酒は飲みませんが)会食に参加してきました。YGLには本当に面白くて魅力的な方がたくさんいらっしゃいますが、今日初めてお会いした島田久仁彦さんもすごいインパクトでした。島田さんは国際的な交渉人としてプロフェッショナルで活躍される方で、国際舞台の重要な意思決定の場面で大活躍されています。紛争地域など命がけの交渉も数多く経験され、修羅場をくぐり抜けてきた方だからこそ見える世界があることを学ばせていただきました。

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YGLの皆さんにはいずれ個別に深いインタビューをする機会があればと思っているのですが、いずれ島田さんともぜひ深い対話を持ってみたいと思います。島田さんが最近、新しい本を出されることになっているそうなので、興味ある方はぜひ。


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Today our organization held an open seminar for Buddhist monks and priests in Japan. The seminar's theme was communication, which is very important skill for future Buddhists. We are happy that we seemed to have successful seminar.

After the seminar, I went to a meeting with YGL members in Shinjuku.

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Shoukei MATSUMOTO
>>Profile Born in 1979 in Hokkaido, after the graduation from The University of Tokyo, Keisuke Matsumoto has worked in Komyoji Temple Tokyo for 7 years. As a head of Young Buddhist Association of Komyoji Temple, he launched new initiatives like Temple Cafe Project and Twilight Music Festival. After studying MBA in India, he is teaching "Temple Management" in Japan.